地球交響曲20周年企画 『母なる星のゾウとクジラのお話』 開催

2010年11月22日、龍村仁事務所と共に、滋賀県立びわ湖ホールにて、「母なる星のゾウとクジラのお話」を行いました。1つの屏風に導かれるようにして始まったこのイベントは、まさに「自然の叡智」の対話でありました。きっかけとなったのは2008年北陸の民家で発見された伊藤若冲筆「象と鯨図屏風」。映画「地球交響曲」のプロデューサーもある龍村ゆかりさんは、2009年夏「第7番」のBGM収録のためMIHO MUSEUMに訪れたとき、展示中であったこの「象と鯨図屏風」をご覧になりました。そして以前より「地球(ガイア)の知性」をテーマに、「第一番」に出演された、ゾウの保護活動家、ダフニー・シェルドリックさんと、「第六番」に出演された、海洋生物学者のロジャー・ペイン博士、この二人を対談させてみたいという、夢のような企画が、地球交響曲20周年にあたるこの年に実現することになったのです。


秀明太鼓によるオープニングアクト

巨大な体を持ちながら、人類よりも10倍以上も長くこの地球に生き続けたゾウとクジラ。そして人間と同等の複雑で深い皺の刻まれた大きな脳を持っている彼らは、それを何に使っているのだろうか。龍村仁監督が司会を務め、地球の叡智に関わってこられたお二人からその深い神秘と、現在問題を抱えている地球の現状、それに対してどう我々が進んでいけばよいかをお話しいただきました。そして「自然の中に全ての答えはある」「美は世界を救う」という未来への鍵となるお言葉を頂くことができました。


伊藤若冲筆「象と鯨図屏風」

地球交響曲とは

イギリスの生物物理学者ジェームズ・ラブロック博士の唱えるガイア理論、「地球はそれ自体がひとつの生命体である」という考え方に勇気づけられ、龍村仁監督によって制作されたオムニバスのドキュメンタリー映画シリーズ。


パネルディスカッション

美しい映像と音楽、珠玉のことばの数々によって織り成されるドキュメンタリー映画『地球交響曲』は、環境問題や人間の精神性に深い関心を寄せる人たちのバイブル的存在となっている。「地球交響曲第一番」が1992年公開、2015年、最新作「第八番」が公開中。